インカムとは
接客業といえばお客様の要望や注文をいかにお店内でスムーズに伝えられるかどうかがカギとなります。
特にショップや飲食店では「情報伝達」が大切で、いちいちお店内部でお客様の要望を伝えに行っていては時間ばかり取られてお客様をお待たせしなければいけなくなります。
そこで活躍する「インカム」
インカムとはトランシーバーのようなものでイヤホンを通じてスタッフ間で会話ができるもの。
インカムを活用することで店員同士でのコミュニケーションをスムーズに取ることが出来ますし、急なトラブルがあっても迅速に対応できます。
イベントスタッフやアミューズメント系のお店、飲食店などで活用されることが多く雇用形態関係なく使用できなければいけません。
正社員からの指示を仰ぐこともあれば、下のスタッフに指示を出すこともあります。
インカムでは「トラブル対応」「注文」「お客様からの質問」などの話をします。
企業によってインカムの音量や電波の設定などが決められています。
経験上ですがお店の前にある道路を走るタクシーの無線電波をキャッチしてインカム内から聞こえてきたということがありました。
「イヤホンをしていると耳が痛くなる」という方がいますが、これは慣れるほかありません。
耳との密着性が低いと周辺のノイズで音がかき消されてしまうので強く密着させる必要がります。
また、会話量が多いと上手く活用できませんし、インカムを使って上手く連携する手段を身に着けることが大切です。
インカムの使い方
インカムの内容はお客様には聞こえていません。
だからこそ上手く使い分ける必要があります。
たとえばインカムでプライベートな話をしていたとしましょう。
笑った顔や怒った顔でお客様と目が合ってしまったらお客様はどう感じるでしょうか。
また、インカムについて無知でいると使い方がわからず業務に差支えのある物に変わってしまいます。
それこそ使い方がわからなければ業務時間がインカムのせいでつぶれてしまうこともあります。
相互フォローや不正防止、トラブル防止のために活用するインカム。
使い方はインカム販売サイトで詳しく紹介されているので、必ずチェックしておきましょう。
たとえば、バッテリーの装着方法や交換方法、使用方法。
連携充電器の接続方法やイヤホンマイクの装着、中継装置の設定やオールリセット方法、コードの設定など。
インカムは基本的に「意識してはいけない」でも「必ず耳を傾けておく必要がある」ものです。
使い方がわからないようであれば、業務を上手く連携していくことはできません。
万が一インカムが故障した場合や電池がなくなった場合などすぐに対処できるようにスタッフ一人一人が使い方を知っておく必要があります。
通話グループのペアリング設定など機械に詳しくない方でも目を通しておくと良いでしょう。