サービス残業とは
バイトをしていると勤務時間が決められています。
しかし、勤務時間よりも早めに職場に行き仕事の準備が必要ですし、仕事の終わりも引き継ぎがあったり急な来客があったりするとなかなか時間通りに上がれないものです。
サービス残業というのは勤務の前後の時間に実際には給与が発生しないのにしている残業のことを言います。
ほんの1分ほどのことであれば気にする必要はないですが、あまりにも長時間の残業をするのは考えものです。
時間外の仕事は残業代を申請できる
仕事をしている中で勤務時間の前後で急に仕事を頼まれたり、仕事の後片付けが長引いたりしてしまうことはよくあることです。
「勤務時間が終わったので」と仕事を切り上げて帰るというのはなかなか無理があります。
そうするとそのまま仕事を継続することになりますが、その際の仕事が長引いた分については残業代を申請することが可能です。
基本的には上司から残業代をつける旨を話してくれる方が気持ち的にも楽ですが、なかなか上司から言ってくれないこともあります。
自分から残業代を申請したいと言いにくいと感じる人もいますが当然の権利ですからハッキリと伝えるようにしましょう。
法的な労働時間を超えても残業代は支払ってもらえる
法律上、1日の勤務時間は決められています。
しかし、土日や繁忙期などどうしても残業が必要になり長時間の勤務が必要になることもあるものです。
1日の勤務時間を超過したらそれ以上は給与が発生しないと思っている人もいますがそのようなことはありません。
長時間の勤務となればその分はちゃんと残業代を支払ってもらうことが可能です。
もしも残業代を払ってもらえない場合には
会社によっては残業代を払ってほしいと言っても払ってもらえないことがあります。
それぞれの会社によって支払わない理由は様々です。
会社によってはその人の能力を理由にしてくることもあります。
「あなたが能力がないために人より仕事に時間がかかるから残業になるのは仕方のないことだ」といった言われ方をしてしまうと残業代を請求してはいけないような気持になってしまうものです。
しかし、多くの場合、こういったことは理不尽な言いがかりですし、勤務時間内にこなせない仕事を依頼してくる上司にも責任があります。
そこで、一人で残業代を払ってほしいと伝えても解決しない場合には同じような境遇のバイト仲間と一緒に訴えるようにしましょう。
一人でなく複数で伝える方が伝えやすいですし心強いです。
また、会社としても対処しなければならない状況になります。
それでも解決しない場合には労働基準監督署に連絡をすることが有効です。
場合によっては監査が入り正当な給与が支払われるようになります。